スケジュール

年間スケジュール

年間スケジュール表

3月から6月までの間は、植物を育てるためのポット用の土や畑の準備、栽培方法や実験方法の練習を行います。7月になると、本実験用の播種を行います。そして、8月には、本実験に使う封筒や調査シート、収穫ネットの準備を行い、8月下旬~10月上旬にかけて、本実験とそのデータをパソコンへ打ち込む作業が続きます。10月中~下旬には、一時的に実験が落ち着いて束の間の休息が取れますが、10月下旬から11月になると、再び本実験の収量調査用のサンプリングが再び始まり、風乾したサンプルから収量調査を始めます。この調査が11月~12月中旬にかけて続き、これらの調査結果を取り纏めて、修士2年生と4年生は12月中、修士1年生と3年生は1月中にその年に行った実験結果を報告する中間発表を行います。特に、最終学年の修士2年生と4年生については、修士論文(1月下旬)・卒業論文(2月中旬)を作成・提出する必要がありますので、早めに論文構成を固めるために9月下旬ごろから本実験の調査と並行してデータ整理も行っています。

植物を使った研究をしていますので,植物が最もよく育つ7月から9月にかけては、植物の成長に合わせて実験と植物の管理を進めていく必要があります。そのため、気象条件や病虫害等の影響により予定通りに実験や管理が進まないことがあり、休みが取り難くなります。しかしこの時期に植物をしっかり管理すると実験の失敗が格段に減りますので、この時期の頑張りが実験を成功させるためのポイントとなります。

農場に通う頻度

授業期間中は、授業の一環として週に1回農場で文献ゼミが行われます。そのため、休閑期でも週に1回は農場に通います。このほか、3~11月までの間は、植物の管理や実験等が入りますので、週に3日程度(土日はほぼ除く)は農場で作業を行っています。特に、7月から9月にかけての実験最盛期には、植物の詳細な調査や管理が集中しますので、週に4~6日農場に通うこともあります。

作業については可能な限りメンバー間で交替して行うようにしています。また、10月以降のデータ整理あるいはその後の修士・卒業論文作成や中間発表の準備期間中に関しては、必要に応じてメール等を活用し、農場に通う回数を減らしています。

農場での滞在時間

本実験の際には、丸1日かけて調査・管理を行う日が2~3日続くことがあります。7月から10月までの間にそのような日が2~3回/月ありますが、他の日は午前9時から午後3時までの間の3~6時間、早い日には日中の1~2時間程度の日もあります。夕方6時を超えることはほぼありません。

このように、修士・卒業論文研究を成功させるため、特に7~10月には植物の都合に合わせる努力を学生には要請しています。それでも、研究以外の時間も十分持てるように研究の効率化も合わせて進めています。そのため、学生は忙しい時期でも夕方や研究の合間をうまく活用してアルバイトを結構入れるなどして、プライベートも充実させているようです。